うちにとって“いい犬”ってなんなのかって話
⸻
「どこの犬種?」「血統書あるの?」
よく聞かれるんだけど、正直、俺はそこよりももっと大事なことがあると思ってる。
⸻
■ 見た目じゃなくて、“中身”でつながる関係
犬種って、人間が作ったカテゴリみたいなもんで。
もちろん特徴はあるし、知識として知っておくのは大事だけど、
実際に暮らす中で大事になるのは、もっと日常的な部分だと思う。
たとえば、「呼んだら来る」「こっちの表情を読もうとしてる」
そういう小さな積み重ねの方が、犬種よりもずっと信頼になる。

⸻
■ 飼いやすい犬って、ほんとに存在するのか?
「この犬は飼いやすい」って言葉があるけど、
俺はどの犬も“飼い方”と“向き合い方”次第だと思ってる。
どんな犬でも、初めて会うときは未知数。
だけど、向き合っていくうちに「お互いのやり方」みたいなものができてくる。
そうやって関係ができていく過程が、
たぶん“本当の意味で飼いやすい”ってことなんじゃないかな。
⸻
■ ミックスは“偶然の奇跡”だと思ってる
うちの犬はミックスだけど、
それって「この子じゃなきゃダメだった」ってくらい、俺にはしっくりきてる。
いろんな要素が混ざってるからこそ、
その子だけの性格、その子だけの表情、その子だけのバランスがある。
それを否定する理由、俺には見つからない。
⸻
■ 自分の中の“正しさ”を、押しつけない
純血を大切にする人もいるし、
ブリーディングの考え方があるのもわかる。
ただ、俺は「この子とどう暮らしていくか」だけを見てる。
誰かの正しさと、うちの正しさは違ってていい。
その違いを認め合えたら、犬にとってもいい世界になるんじゃないかな。

――諒史(GARM JAPAN)
⸻