短毛種でも油断するな。犬の換毛期とその正しいケア
「うちの犬は短毛だから、毛なんて抜けないでしょ」
そう思ってる人、多いと思う。でもそれ、完全に間違い。
たしかに、長毛犬に比べて舞いにくい。でも、抜けないわけじゃない。むしろ量は変わらずしっかり抜けてる。短いぶん目立たないし、気づきにくいだけなんだよな。
うちの虎次(グレートデン×ドーベルマン×ピットブル)なんて、短毛だけど換毛期はゴッソリいく。毎朝ブラシに毛がビッシリ。
「舞わない=抜けない」じゃないってことを、まず知っておいてほしい。
換毛期っていつ?
一般的に春と秋の2回。
冬毛から夏毛、夏毛から冬毛へと生え変わるタイミング。
日照時間や気温の変化がきっかけになってる。
特に自然光の中で過ごしてる犬は、その変化がはっきり出る傾向がある。
短毛種の“見えない換毛”
短毛犬は、毛が短いぶん床に落ちても目立たない。
でもソファや服についた時、「え、こんなについてる?」ってなる。
特に
- ピットブル
- プレサカナリオ
- ドーベルマン
- グレートデン
- カネコルソ

みたいな短毛でしっかりした毛質の犬は、地味に抜けるし、舞わないけど張りつく系の毛が多い。掃除も意外と大変。
ケアのポイント
抜け毛を放っておくと、皮膚トラブルの原因にもなるから注意。
うちはこんな感じでケアしてる。
- 毎日のブラッシング:ラバーブラシかシリコン製のグローブで、優しくマッサージしながら
- 2週に1回くらいのシャンプー:換毛期だけは少し頻度上げて、古い毛ごと洗い流す
- 食事の見直し:毛艶は内側からも出る。オメガ3系の油はおすすめ
抜けすぎる=注意のサイン?
ただの換毛期だと思ってたら、実は病気ってこともある。
- 赤み
- フケ
- 痒がる
この辺の症状があったら、動物病院で診てもらって。
快適な換毛期を一緒に乗り越える
毛の問題って、正直見た目だけの問題じゃない。
犬にとっては**「痒い・ムズムズする・気持ち悪い」**ってストレスにもなる。
だからこそ、飼い主が気づいて手をかけてあげることが大切。
それって一種のコミュニケーションでもあるし、信頼を深める時間にもなる。

うちは大型犬用のギアを作ってるブランドだけど、
「カッコいいだけじゃなくて、快適さや関係性も大事にしたい」
そう思ってる。
季節の変わり目にちゃんとケアするのは、相棒としての責任でもある。
――諒史(GARM JAPAN)