「小さいからって許される?」—小型犬との暮らしで大切にしたいこと。
小型犬って、見た目からして可愛いし、ちょこちょこ歩いてるだけで癒されるよな。
けど、その「かわいい」って気持ちだけで接してると、意外と生活の中で困ることも出てきたりする。
たとえば、ちょっと吠えたとき。
「小さいし大丈夫か」ってそのままにしてると、本人(本犬?)はどんどん「これでいいんだ」って思っていく。
うちのトラジやイザナは大型犬だけど、実際のところ“しつけ”って犬のサイズ関係なくて、「一緒に気持ちよく暮らしていくためのルール」って感じ。

小型犬でも、大型犬でも、
・「ここまではOK」
・「これはNG」
って、わかりやすくしてあげると、お互いに楽になる。
あと、抱っこグセ。
外で他の犬とすれ違うとき、すぐに抱っこしちゃうと、犬も「自分は関わっちゃいけないんだ」とか「危ないことが起きるかも」って学んでいく。
そうすると、どんどん社会性が育ちづらくなっちゃう。
もちろん、守ってあげたい気持ちは大事。
でもその上で、犬が自分で考えて行動できるように手助けしていくのが、信頼関係につながると思ってる。
しつけって、「ちゃんとさせること」じゃなくて、
「お互いが安心して暮らすためのコミュニケーション」だと思う。
小さくても、ちゃんと向き合ってくれる人と暮らしてる犬は、すごくかっこいい。

――諒史(GARM JAPAN)